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老人と金と孤独について思う事

NHKの「クローズアップ現代+」で中国の高齢化社会の問題が取りざたされていた。
なんでも”421社会”という問題だそうだ。

親世代4人につき、子供世代は2人。そして孫世代は1人。

この家族構成で起こる問題の大きなものとして、嫁姑問題が大きいそうだ。

苛烈な競争社会のため、孫世代の教育コストがかさみ、子供世帯は親の不動産を乗っ取ることも多々ある。
長男の嫁に家を乗っ取られそうになった親世代が弁護士に泣きついたりすることもよくあるとか。

そんな時でも長男は守ってくれない。
中には絶望して自殺する人も居る。

そんなこともあるようで。
その場合、彼らの人生って、なんだったのだろう?

と考えてします。
「子供作れよー」と、社長や会長から言われます。
僕は「子供生まれて守るものができた途端、お前たちは俺を奴隷にするべく、意味の無い転勤とか、数値目標を課すのだろ?」と言いかけてやめる。

中国にとどまらず、日本でも、身近にこういう問題は起こっている。
つまり、資産形成が上手くいかない場合、身近な家族を食い物にするケースだ。

虫唾が走るが、本当によくあることだ。

僕が聞いたことがあるケースはこうだ。

「自分の子供にローンごと渡そうと思ってた戸建ての家が、嫁姑問題で息子は独立してマンションを購入してしまい、老後結局自分がローンを返すようになった」

このケースをよく聞く。
それだけで終わるならまだいいのだが、僕が吐き気を催すのは、その後のことだ。

継承する資産が無い団塊世代は、配偶者の両親(すでに要介護状態)の資産(主に不動産)を奪う傾向にある。
うちの場合は少なからず金融に明るい僕が祖母の資産(ほとんどないので、インカムの年金とかが主になる。)をコントロールしているから問題はないが、そうでなかったら食い物にされていただろう。

こんな現状を見えると「子供作ったら楽しいよー♫」ってのも、なんとなく眉唾に思えてくるとです。

仕事に没頭するより、子供や家族とコミュニケーションをとり、相手がどう思うか考えて資産形成する必要があったのでは無いか?

そんで、僕はやっぱり、人から奪うより、どうやってばーちゃんを幸せにするか。
そっちにフォーカスするようが、楽しい人生のような気がするとです。