コンピュータに関わる仕事をしてると、
『こないだパソコンの調子が悪くなって』
とか
『iTunesがおかしくなった』
から
『今後のこの業界はどうなるのか』
まで、色んな事をきかれる。
それって、
パソコンやサーバーを触る仕事してる人=コンピュータのことならなんでも知ってる人
という誤解から来る質問なんだと思う。
あえて言うけど、IT企業の人間ほど、最新のサービスやテクノロジーを利用していない人達は居ないと思う。
何故ならそれは
①クラウド、Saasでの情報漏洩に対処できない。
Dropboxや、Googleドキュメント、OneDrive。
インターネット上の領域に、自分のファイルを保存するシステム。
個人レベルなら、色んなファイルを保存したりしても、問題ないだろう。
個人事業主の一部顧客データを取られたところで、攻撃者にとっては特に利点はない。
問題なのは、企業の中の個人が、会社の大事なデータをDropboxやGoogleドキュメントに保存して漏れた場合。。
例えば、設計書なんかを保存してたら、攻撃者にとってはメリットいっぱい。
どこをどうしたら侵入できるか。。
丸見えになってしまうこともある。
そういったセキュリティ上の理由から、社内からは最新のサービスを利用できないことがほとんど。。
②そのため、あらゆるWebサービスを、社内の機器からブロックされている。
それなりにCloudを活用してる人なら、GoogleカレンダーとiPhoneを同期させてスケジュール帳として使ったり、Evernoteでアイデアを整理したりする。
IT企業は、それら便利なものをことごとく社内からブロックする。
漏れてはいけない。
それだけの理由で、社員達は原始的な環境で仕事せざるを得ない。
③コンプライアンスという大事なものと、形だけの解釈
もちろん、コンプライアンスは大事。
でも、この時代、便利なものをどんなに排除しようと思っても、みんな必ず『抜け道』を探そうとする。そして、それこそが最も重大なセキュリティ上の問題となる。
管理者が考えもしないやり方でセキュリティをかいくぐるから、予想外の事が起こって、かえって対処できなくなる。
だって、余程のMじゃない限り、早く効率的に仕事終わらせて帰りたいよね(^^;;
実は、ある程度以上の企業の中は、みんなこうなってます。
こんなんじゃ、クリエイティブな発想も、製品も生まれそうにないよね。。。
新興のWebサービスなんかを開発する企業は、もっとスマートな管理してるか、またはセキュリティはザルで、中からいくらでも不正ができてしまう。
でも、実はこれを解決できるテクノロジーが、既にあるのです。。
次回紹介します。