ここ2年ぐらいで、
「人工知能、ロボットに取って代わられる仕事」
が、取り沙汰されるようになった。
松尾豊さんの著書「人工知能は人間を超えるか」
をAudibleで読んだら、イロイロと人工知能の事がわかる。
ここ最近人工知能が話題になったのには理由がある。それは…
「特徴表現学習」またの名を「ディープラーニング」って分野が発達したからだ。
今までの広義の人工知能の学習方法は、「機械学習」というものだった。
パターンを入力し、それによって判断して動く。
プログラムで言えば、if文と、膨大なデータベースがあって、状況をインプットすれば、判断(処理)の後に正確なアウトプットが出る。
つまり、あみだくじを全通りシミュレーションするタイプだ。パターンが決まってる場合なんか、特に便利。
けど、ディープラーニングは一味違う。
特徴表現学習(ディープラーニング)は、文字通り、物事の特徴を捉える。物事の特徴に点数をつけて、大体のあたりをつける。
顔認証なんかがよく使ってる。目が2つ。口と鼻が一つづつあれば、それは、顔。
とか。人間の顔はそんな感じで、猫の顔は、もう少し鼻から下が出てるとか。
機械の判断が、やや人間に近づいた感じだ。
けど、近づいたんだけど、それは知能とか、知性とは少し違う。
だって、機械は「この人綺麗だなぁ」とは思わないからだ。美人の特徴を数値化できれば良いけど、人間の知性は複雑で、一貫したものってわけじゃ無い。
だから、「違うタイプの美人」て言われても、機械は「????」て事だ。
ストリートファイターや侍スピリッツの敵コンピュータキャラは、「反応」してるだけで、「知性」を持って動いてるわけじゃ無い。
「勝ちたい」とか、「相手の意図」を高次元で読み取る人間に近い本当の意味の人工知能は、まだできとらんとです。
じゃ、またねー!