裁判傍聴のススメ

このBlogを読んでいる人の大半は、裁判なんて、行った事無いと思う。
犯罪に関わる事が無ければ、一生見る事は無いのかもしれないけれど、僕は見に行く事をお勧めする。

裁判傍聴は、意外にも簡単
裁判の傍聴というと、良く「予約が要るのか」とか、「傍聴券が要るんじゃ」と思われがちだが、
そんな事は無い。
例えば、新興宗教の教祖が裁かれる珍しい事件や、マスコミの注目を集めている事件なら別だけど。
残念な事に、世の中には事件はゴマンとある。よほどの事件でない限り、すっと入って簡単に見る事が出来る。

裁判を膨張するには
裁判はどうやってみればいいのか。
それはとてもシンプルな話。「裁判所」へ行けばいいのです。ただ、それだけ。
中に入るにはいくつかの手順を踏む必要があります。

    • ボディーチェックを受ける

裁判所の中に入る時に、ボディーチェックを受けます。飛行機に乗る時と同じような検査だと思ってください。鞄を検査機にかけてもらい、金属探知機のゲートをくぐるのです。

    • どんな裁判があっているか調べる

福岡地裁の場合、ボディーチェック通過後に、左手エレベーターの近くに、その週二開催される刑事、民事の裁判一覧がファイルされています。
その中から裁判が実施されている法廷をチェッックし、そこへ向かいましょう。
※分からなければインフォメーションの警備員の人が親切に教えてくれますよ。

    • 法廷へ!

裁判が行われている法廷に入りましょう。もちろん、携帯はオフにするか、マナーモードに。

僕が裁判傍聴を進める理由
それは、ニュースやドラマではなく、凄惨な事件が実際に起こっている事を感じるべきだと思うからです。
福岡地裁なので、犯行場所も知っている所が多かったり、交通機関の情報、相手の職業など、生々しく証言されます。

娘を殺された父親の慟哭。精神障害のある犯罪者の意外にもはっきりとした受け答え。短絡的な同期で、いとも簡単に行われるえげつない行為。
これらを現実のものとして受け入れることで、僕らは用心する事が出来る。
あるいは、誰かを危機から救う事が出来るかもしれない。相手の手の内を知るのだから。
僕に取っては、不謹慎ながら犯罪心理学の勉強にもなる。

残念な事に、実は福岡は、全国的に見ても性犯罪件数が多いのでございます。

特に標的となるのは、女性や子供等の弱者
弱者という定義で差別的と言われるかもしれないが、物理的脅威にさらされた時、
女性や子供は、身体的に弱者である可能性が高い。
裁判を傍聴していると、いかに犯罪者は狡猾に、弱いものにつけ込んでいるかが分かる。
そして、その手口を知っておけば、人を守る助言も出来る。

一度是非、行ってみる事をお勧めする。

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