正月元旦から、ホリエモンさん@takapon_jpさんとTwitterで面白いやり取りをしました。
TwitterでRTされまくって、iphoneの通知が凄まじかったので、関心が高い話だったと思いましたので、共有したいです。
その背景は.....ホリエモンのQ&Aの動画で、こんなやり取りがあったのが発端!
質問者の質問:
「コロンビアで寿司屋を開きたいのですが、どう思いますか?」
ホリエモンの回答:
「いいんじゃないですか。寿司アカデミーで数ヶ月でノウハウを学べばいい」
「寿司屋の大将は弟子にわざとノウハウを教えないで奴隷としてこき使ってるだけなんだよ!!」
まとめられている記事はこちらです。
このやり取り、ホリエモンに共感する人も居れば、発言に対して否定的な反応をする人も多いようです。
あなたはどうですか?
僕の考えは、どちらかと言えば、ホリエモンの考えに近いものです。
1.それは、僕の経験からそう感じるものです。
僕の仕事は、コンピュータ関連のエンジニアです。
最先端と言われるこの分野でさえ、お寿司屋さんと同じような継承システムが取られています。
インターネットの発達で、かなりの情報がGoogle検索から見つけられる世の中になりました。
けれど、システム設定の必須且つ奥深い所は、ググっても出てこない事も結構ある。
本当は引き継いでもらえば数時間で出来る事も、教えてもらえない事で数日かかってしまう事もある。
分からない事を安易に質問しようものなら、罵声を浴びせられる。
(僕がへっぽこなせいもあるけれど。。)
これって、生産的な事なんだろうか?誰が幸せになるんだろう?
と、常々疑問でした。
そう。エンジニアの中には
- 「自分が苦労して覚えた技術を、簡単に後輩に教えたく無い」
- 「苦労して覚えて身につけるべきもので、簡単には教えない」
- 「俺の頃は、誰にも聞けなかった。簡単に聞くな!」
こういう人、実は相当多いです。
※僕の主観ですけど。。
教えて後輩が出来たら、「自分の仕事が無くなる」とガチでビビってる人が多いです。
僕はというと、身につけたものはさっさと後輩に教えて、やらせます。
なぜなら、、、、面倒くさいから。
そして、同じ事ばっかりやってたら飽きるから。
あんまり簡単に教えるものだから「いいんですか?」と後輩から心配される事も多々ありました。
そんな事心配する土壌もどうかと思うんですけどね。
「悩む時間もったいないから、早く聞け。そして、忘れないようにメモれ。」
これがシンプルな僕のやり方です。
そもそも、自分のやっている仕事を最短で後輩に教える事をしていかないと、更なる役割を担う事ができない。
サラリーマンでも、寿司職人でも、これは同じだと思います。
1技術屋から、課長になるには、「管理」って仕事をしないといけない。自ずと今までやってた技術は誰かに継承して、代わりにやってもらわないと、新しく増えた「管理」の仕事ができない。
寿司職人でも、店舗を増やすなら、「経営」に専念する時間を捻出するためには、同じような事情があると思う。
お金だけじゃなく、時間もまたコストって意識を持ってない人があまりにも多い。
なので、僕は常々そういう問題意識を持ってたから、ホリエモンさんにこう言いました。
@jolt_isseiが僕です。
そうそう。勘所を継承するシステムが必要だと思います RT @jolt_issei: @takapon_jp システム開発でも見て覚えろとか、背中見て育つとか、未だに言ってますもんね。 どうやって打開したもんか悩んでます。 さっさと去るべき?
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) January 1, 2015
そうなんです。勘所を継承させてしまえば、自分のやってた仕事をやってくれる兵隊が沢山増えて、僕はまた違う事がやれるのですよ。
だから、価値って、技術だけじゃなくて、それを継承させる技術やスキーム、やり方が必要なんだと思う。
そう RT @jolt_issei: @takapon_jp 「 無駄な時間かけずに技術を教える事」が、本当はもの凄く価値があるのかもしれない。
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) January 1, 2015
そういう仕組みを作って行かないとIT技術者不足も、人材不足も解決出来ない。
あ、ちなみに、TwitterでRTされすぎてビビった事は言うまでもない。。
3.この一連の発言が意図しているものはこういう事だと思うんです。
一見反発を招きそうなホリエモンの物言いの裏側は、「10年も修行して、自分の人生を無駄な事に捧げるより、早く夢を叶えろよ。生きている時間は短くて、10年も時間使ってる暇はないよ?」っていう、実は愛情たっぷりのメッセージだったりすると思うんです。
きっと、ホリエモンもそうしてきたのかも。
僕もそうしてきました。今では感謝の気持ちを言葉にして言ってくれる後輩達を見て、やり方間違ってなかったと確信しています。
Youtubeの動画はこちら!